アイコンタクトは怪しからんか?
先日、某新聞の読者投書欄にこんな記事があった。
「警察関係者が、子供たち向けに出した声明に、『横断歩道を渡るときに、こちらが青信号でも運転者とアイコンタクトするなどして安全を確認するのが良い』というのは、怪しからん」というのだ。
あくまでも、運転者が歩行者を保護して運転すべきであって、歩行者にアイコンタクトを求めるなどもってのほかだという。
本当だろうか?
そんなことを言っていたら、事故をなくすことなど夢物語だ。
あらゆる方策を講じて交通事故を無くすにはどうすればよいかを考えるのが良い。
「運転者が安全運転すべき」という「べき論」は分かるが、およそ「べき論」に現実的な方策は、あった試しが無い。
「べき論」は、いつも理想論に終始してしまい、現実派から愛想を尽かされる。
まるで、憲法9条を守っていれば世界は平和だ、という輩に似ている。
だから現実的な努力をないがしろにしてしまう。
もうそろそろ、現実に目覚めてほしいものだ。