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フォークランド紛争を思い出す

 1982年、英国領フォークランド島(アルゼンチン名:マルビナス島)でイギリス(以下「英」)とアルゼンチン(以下「アル」)が島の領有をめぐって争った紛争だ。
 そのフォークウランド紛争が始まる少し前、アルが島を武力占領して英国内ではどうすべきか議論が激しかった。
 英国内閣でも和平派が多く、「戦争より平和を」という意見が主流を占めようとしていた。
閣議でサッチャー首相は「ここには男はいないのか?」と言って和平派を恫喝し、島奪還に向けて実力行使に踏み出した。
このとき「男はいないのか?」と日本では紹介されているが、実は「ここに金玉をぶら下げた者はいないのか?」と言ったというのが正しいという。
日本語に訳すときに、メディアに載せやすいように脚色したようである。
 それほど領土というのは、大切だし、一歩譲れば、次は2歩、3歩と譲歩を迫られる。だから最初の1歩を譲ってはいけない。
 有名な話だが、ヒトラーが欧州大陸を席巻しつつあったとき、英国チェンバレン首相は「戦争より平和を」といって、武力行使を躊躇した。
その結果、ヒトラーとの戦争は世界大戦にまで拡大してしまった。
世紀の大失態として語り継がれている。
 今、日本周辺にも領土をめぐる紛争の火種がくすぶっている。
無人島など譲ってやれ、などと暴論を吐くアホもいるが、領土は決して譲ってはならない。独立国としての矜持と命がけの決意と行動が必要なのだ。

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